MPFL再建術 入院中&退院後の便利グッズ
膝蓋骨亜脱臼によって膝の不安定感があり、2017年に膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を受けた。9日間の入院中&退院後に持っててよかったもの、購入したものをまとめておく。
もくじ
入院中
スマホや歯ブラシなどの一般的な入院グッズ以外で、ピックアップしている。
Sカンと底が浅い袋
ベッドから降りられないが意識はある、という状態の時に日用品を取りやすくしておきたい。
術後すぐは上半身しか動かせないので、底が浅めのトートバッグなどを複数枚用意するのがオススめ。
Sカンで袋をベッドの手すりなどにひっかけておくと、ものを取るのに都度人を呼ばないでよいので気持ちがだいぶ楽。
薬袋もベッドの手すりなどにまとめてひっかけておくと楽。
クリアファイル
リハビリ資料を紙で渡されて、くっしゃくしゃになってしまったのであったらよかった…。
膝用氷のう
膝がだいぶ発熱していて、冷やさないとどんどん腫れる状況だった。
病院でビニール袋に入った氷のうを作ってくれるが、溶けてくると膝から落ちてしまうが動きに不自由があると、つど膝の上に戻すのがめんどくさい。
途中で膝にホールドできる氷のうを購入して使用していた。
退院後腫れは引いてきたが、リハビリなどで動くと腫れて発熱するので、地味に使い続けている。
ZAMST(ザムスト) IW-1アイシングセット 肘・膝・足首用 378301
- 出版社/メーカー: ZAMST(ザムスト)
- メディア: スポーツ用品
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ボディクリーム
手術した足全体を包帯まきっぱでむくみを防止するのだが、私は肌が弱いので包帯に水分をうばわれてカッサカサになってしまった…。ボディクリームやハンドクリームはあると、だいぶ乾燥によるかゆみが改善する。
体拭きシート
清掃のためのふきんを1日おきに使用できるが、入浴許可までの7日間痛みによる冷や汗でしょっちゅう体がベタベタしていたので、気軽に使用できる体拭きシートを持っているのはとてもよかった。
入院時に限らず、災害時や病気の時も便利なので持っていて損はないアイテム。
- 出版社/メーカー: ピジョン タヒラ
- 発売日: 2006/02/27
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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スティックアロマ
重篤な入院患者の排泄物の香りが漂う時間帯があって、仕方がないことはわかっているが匂いがつらい時があった。
手元にスティックアロマなど持っておいて、臭いが気になる時に鼻もとに近づけて気持ちを紛らわせることができると、便利げ。
これはタイで売っているユーカリ臭の嗅ぎ薬。
退院後
弾性包帯と医療用防水テープ
意外と弾性包帯が伸びるのが早く、追加購入した。
シャワーを浴びる時とかにも使える、医療用防水テープも購入した。大量に使用することはないので余るが、今後家で手を切った時にも使えるのでいいか、と。
ロフストランドクラッチ(片手杖)
病院でも購入できたが、自分が使い易いタイプのものをamazonで購入した。軽くてけっこうよい。
机に杖を立てるモノ
すばやく動けない時に、頼りにしたい杖が床に倒れてしまうとだいぶ困る。
100均の竿止めクリップがよい、という噂を読んで使用してみたが、机に添えて立てておけるのでだいぶ助かった。
アンクルウエイト
リハビリ筋トレ用。
回復してきたらジムのマシンでのトレーニングに切り替える予定のため、短期しか使用しないので100均で購入。
角度計
小型ののもならさほど高価なモノではないので、膝曲げの角度を記録して、励みにするために購入した。継ぎ足された謎の割り箸のことは気にしないでほしい。
- 出版社/メーカー: シンワ測定
- メディア: Tools & Hardware
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お風呂イス
今後数ヶ月に渡って取り組む膝を深く曲げるリハビリのために、低いイスがあると楽なのだが家になかったので購入。
人によってベスト高さが違いそうなので、ホームセンター等に行って実際にみてみると使い易いものが購入できるかもしれない。私は身長166cmで、高さ35cmのお風呂イスを購入した。
ハーフパンツ&くつした
包帯を巻き直しやすく、足がむくんでいてもはけるハーフパンツ的なボトムは必須。
秋冬でも包帯を巻いているほうの足はわりと暖かいが、健康な方の足は寒いので外出時は膝上ソックス。家ではゆるゆるルームソックスをはいている。
- 出版社/メーカー: アルファックス
- 発売日: 2015/09/20
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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MPFL再建術 入院ログ
膝蓋骨亜脱臼によって膝の不安定感があり、2017年に膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を受けた。8日間の入院記録とリハビリの経過を簡単に書いておく。
リハビリの進行度が書いてあるが、人によって痛みの度合いや状態はさまざまなので、自分が同じような進行度でなくても気に病まず、主治医とリハビリ担当の理学療法士の指示を聞いてマイペースに取り組んで欲しい。
入院食の写真も掲載しているが、私は通常食でした。絶食中であるとか食事制限中でつらくなる人は見ない方がいいかもしれないです。
もくじ
入院の記録
手術当日
朝9時半に手術して、14時くらいには目がさめていた気がする。
朝食と昼食は抜き、夕食はベッドで食べた。
この日はベッド上安静で、尿管を入れてもらえず差し込み便器で用を足す。体格のいい人間はうまいこと用を足せず汚してしまうので、めちゃくちゃ辛い。
アロン化成 差し込み便器(専用カバー付) 25X39X10.5CM
- 出版社/メーカー: アロン化成
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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コレ。正しい使い方があるのか…?と謎。
22時あたりから痛みが出てきて座薬を使用。
夜は脚もさることながら、背中と腰が痛くて苦しいが、寝返りを打てず、しんどくてあまり眠れなかった。背中と腰の痛みは、お尻付近に枕やふとんを入れて体の角度を数時間おきに変えるようにすると少し楽になった。
術後1日目
15時から初のリハビリだが、手術した脚の角度を変えるだけで激痛が走り、車椅子に乗るのもツラい!
リハビリではマッサージを中心としつつ、今後のリハビリの予習的に色々やる。
膝入れは55度。まったく曲がるという気がしない。
歩行サークルによる歩行訓練は、気絶するほど痛くて3分くらいしか歩けなかった。YABAI。
人に介助してもらっての車椅子の使用が許可される。自分の足とは思えない、動かなさかげんに衝撃を受ける。
朝食に牛乳が出て、好きなので喜ぶ。キャッキャ。
術後2日目
頭痛と気持ち悪さで朦朧とする。
前日のリハビリで理学療法士から教えてもらった、手術していないほうの足で動かない足を持ち上げて、ベッドから降りるテクニックを身につける。めっちゃ痛いけど、動けた方がなにかと便利。
午後のリハビリをまえに、超痛がリストなことを考慮して痛み止めの座薬を使用。
膝入れは70度。まったく曲がるという気がしない。
歩行サークルによる歩行訓練は8分でギブアップ。本当は10分を目標としているのでまだまだ。
スタッフ見守り下での歩行サークル使用を許可される。めちゃくちゃ忙しいスタッフを呼んでトイレに行くのを手伝ってもらうことがものすごい気持ちの負担だったので、痛がリストにしては頑張った。
リハビリ終了後、冷や汗レベルに痛くて悶絶する。記憶によるとこの日が痛さのピーク。
昼ごはんに胡麻豆腐が出たと思ったら、デザートの杏仁豆腐的な存在で騙された。紛らわしい顔をして絶対に許さない。
術後3日目
頭痛と気持ち悪さで朦朧とする。
そろそろベッドから降りたいという気持ちが高まったのもあり、やや痛くてもベッドサイドに腰掛ける時間を作って、膝を曲げる訓練を心がける。
最短で術後4日で退院許可なんだけど、どうする?と看護師に聞かれ、澄んだ目で無理ですと答える。リハビリを診てくれている理学療法士としても、階段上り下りのレッスンを終えてからの方がよいとコメント。
午前のリハビリで膝入れは95度。
歩行サークルの使用が安定してきたため、一人で使用することが許可される。
午後から主治医の指導に基づいた、自主リハビリ開始。私の主治医は自主的なリハビリをものすごく推しているのだ…。
昼食にチキンローフが出る。意外と手の凝ったものが出現する気がする。
術後4日目
午前のリハビリで膝入れは105度。
ロフストランドクラッチ(片手杖)を使用してソロ活動が許可される。
午後はまりまり自主リハビリを行う。
自分で動けるようになってきたので、洗面台で髪の毛を洗う。
日曜日は作る数が少なくてよい都合で、手の凝んだ料理としてオムライスが出現することがあるらしい。へ〜!
術後5日目
朝起きて歩いたら、だいぶ痛い。もう無理!と思った。
動かない時間が長いと、動いた時に痛さが増す法則があるので、死なない程度に自主リハビリを行う。
午前のリハビリで膝入れは112度。
痛みとむくみで思うようにはいかないが、自分の意思で足を動かせるようになってきた感覚がある。
歩いたりベッドに腰掛ける時間が長くなったためか、この日に脚のむくみのピークを迎える。
昼ごはんの回鍋肉その他が神がかったおいしさ!
術後6日目
痛みはだいぶ落ち着いて、医師の回診でシャワーが許可される。
午前のリハビリで膝入れは117度。
杖を使用して、病院敷地外を歩く訓練を行う。
杖なしの歩行訓練を開始。子鹿なみの足の不安定さを感じる。
杖を使用して階段の上り下り訓練を開始。階段はあんがいスムーズにいけた。
※はじめて挑戦する系のリハビリは、すべて理学療法士の見守りのもとで行なっている。
チョコレートスプレットに全てのコストを割り振ってしまったのか、目玉焼きの塩気のなさがキラリと光る朝食。
術後7日目(退院)
朝いちでリハビリ。膝入れは118度くらい。
退院! タクシー+公共交通機関を使用して、座りだったが膝の角度や振動で地味に痛かった…。
昼はスープストックトーキョーでカレーを食べた。入院食は私はまずくはなかったが、シナモンやカルダモン、ターメリックなどのスパイスが出てこなかったのでスパイスっておいしいな〜!!!としみじみ感じた。
退院したが、まだまだ安定して歩けてはいない。俺たちの戦いとリハビリはこれからだ!
まとめ
入院中は足のむくみと、足曲げの痛みとの戦いだった。
朝が特に激痛なので、動き出したい時間の30分前からウォーミングアップをするようにしたりしていた。
痛いと、はたして安静にせずに動いていいか不安になる。入院中は理学療法士がリハビリをみてどう動いたらいいか適切なアドバイスをくれるので、助言を信じて頑張ったら公共交通機関でも帰宅できるレベルに動けた。
最初は脚の痛みと動かなさでどうなることやらと思ったが、明けない夜はなかった。
退院の記録はまたのちほど。
MPFL再建術 リハビリの話
膝蓋骨亜脱臼によって膝の不安定感があり、2017年に膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を受けた。
整形外科についてまったく知識がなかったのだが、手術はサクッと終わるが、術後のリハビリがわりとガッツが必要だった。
リハビリはどんなことをしているか、苦労した点などを書いておく。
膝の手術を受けてこのページを見に来た方は、病院の指示に基づいてリハビリを行なってください。人によってできることや痛みの度合いは異なるので、インターネットの情報を見て勝手な判断ダメ絶対。
入院中は理学療法士によって、患者の状態に合わせた適切なペースでのリハビリを指示されます。
もくじ
リハビリへの取り組み方
入院中
前提として、主治医が入院中から自主リハビリを推奨している。
術後2日目から歩行サークルをひとりで使用可となったので、入院中もマメに自主リハビリを行なった。死ぬほど痛い時は無理せず安静にしたが、そこまででない時はできる範囲で動かすようにした。
長時間安静にしていると、次に膝を動かす時に痛いうえに動かしづらい傾向があったので、予定を立てて取り組んだ。
入院前は、手術後に療養でゆっくりするからゲームでも遊べるのでは?と考えていたが、いっさいそんな暇は!ない! 空いた時間は痛みで疲れて寝る!
退院後
退院後、自宅で仕事をしているので6時間ほどデスクワークに熱中して、トイレ以外で立たずにリハビリをサボったら、夜に脚がまともに動かなくなった。YABAI。
リハビリに時間を取れなかったとしても、マメに立ったり座ったり。膝が固まらないように意識して動いたほうがいいなと思った。
決まった時間に、というか2〜3時間おきに気分転換も兼ねてリハビリを入れるようにしている。
私のリハビリメニュー
事前準備
グッズ名 | コメント |
---|---|
弾性包帯&テープ | 必須。むくみと腫れが取れるまで。 |
タイマー | 必須。スマホを使用。 |
氷のう | 腫れている間はあったほうが良いと思う。ジップロックに氷入れてもよいのではないか。 |
角度はかるやつ | 退院後に購入。なくてもいいけど、地道に膝の曲がり角度を計測して自分を甘やかさないために用意した |
アンクルウエイト | 退院後に購入。筋トレ用。砂を入れた袋などでもいいのかもだけど、タウンに住んでいて砂が近所にないので購入 |
ボディクリーム | 人によっては不必要。包帯をまきっぱなしのためか、すごい勢いで足がカサカサになったのでマッサージ時に使用。 |
マッサージ
術後1日目から理学療法士の指導のもと開始。
自主リハビリをする前に、脚全体と患部をモミモミする。
患部を中心として脚全体がこわばって固くなっているので、揉んでからのほうが動きが良くなる感じがしている。術後すぐは患部付近はさわると地獄の痛みなので、無理のない程度で…。
私は肌が超弱くて、包帯巻き巻き状態に耐えられずカサカサで痒くなってしまったので、ついでにボディクリームを使っている。
入院時&退院後に地味に便利だったモノや購入したモノは、下記にまとめた。
筋トレ
大腿四頭筋(1)
術後1日目から理学療法士の指導のもと開始。腿の下に置いた包帯をギュっと潰す。痛くないし術後1日目からでもできた。
大腿四頭筋(2)
術後1日目から理学療法士の指導のもと開始。最初はまったく脚を上げることができず、理学療法士にサポートして動かしてもらっていた。
術後4日目の朝にひとりで試してみたら、患部にやや緊張した痛みがあるものの、自分ひとりでで脚が上げられるようになっていた。
大腿四頭筋(3)
術後5日目から理学療法士の指導のもと開始。最初は膝がこわばってきしんだ痛みがあり、ヒェエと思った。やっているうちに痛くなくなってくる。
退院後にアンクルウエイトを購入し、負荷をかけて取り組んでいる。
股関節外転筋
術後3日目から理学療法士の指導のもと開始。意外と一人でもスムーズにできた。
ハムストリング
術後14日目(退院後)から開始。うつぶせになって膝を曲げるだけでゴリゴリして気持ち悪かったが、何度かやっていたら慣れた。
むくみ解消&歩行訓練
歩行前ストレッチ
術後6日目から理学療法士の指導のもと開始。
術後、足を曲げられない期間が長いために自然な足さばきができなくなっていて、足をやわらかくするためにやっているのだと思う。
最初は患部にめちゃくちゃ不安感がある。無理しない範囲で伸ばしている感じ。
むくみ解消のための圧迫療法
術後1日目から理学療法士の指導のもと開始。きつく弾性包帯をまいて、決まった時間歩行訓練を行って、弾性包帯を取ることで血行をよくしてむくみを強制的に解消する地獄感のあるリハビリ。
最初は歩行サークルを使用して、痛みが取れてきたらロフストランドクラッチという杖を使って訓練する。
術後2日目まで地獄みたいな痛みで、もう一生歩けないのでは?と思ったが、じわじわ痛みは減っていった。
散歩
術後6日目から理学療法士の指導のもと開始。
屋内だけを歩いてると、平地以外の地形に脚が対応できないので、退院後特に用事のない休日であっても外を歩いた方がいいなと思った。
膝入れ
術後1日目から理学療法士の指導のもと開始。膝が曲がらなくなっているので、イタタ〜と感じるレベルまで膝を曲げる。
曲がらないよーと思いつつも、こまめにやっていると少しずつ曲がる。
少しでもサボると、即座に曲がりが悪くなるので、1日の中でもマメに取り組む必要がある。
曲がりの角度を測って、数字をモチベーションにしている。
まとめ
現在進行形で退院してからもリハビリに取り組んでいるが、痛みがときたまぶりかえす時や、動きが前より悪くなる時もある。痛いと次にリハビリを行うのがおっくうになるが、サボると痛い目に合うのは自分なので今後も地道に取り組んでいきたい。
ちなみに、一定期間経過すると人工靭帯が安定してここまで気合を入れてリハビリしなくてもよくなる、とのことです。
じわじわ動きが改善されているのを術後20日目段階で感じているので、今後もこまめにがんばりマウス。
MPFL再建術 退院2日目(術後10日目)の状態
膝蓋骨亜脱臼によって膝の不安定感があり、2017年に膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を受けた。
同じ手術を受ける、受けるよう勧められている人たちのために、私の退院後の状態を記録しておく。今後、入院中の話も覚えているうちに書いて行きたい。
人によって状態や痛みの程度は異なるので、あくまで一例としてお読みください。自分の状態については、インターネットの情報を信頼するのではなく気になることがあったら担当医に聞いてくださいまし。
もくじ
退院2日目(術後10日目)の状態
まだ抜糸はしておらず、傷の痛みはぼちぼちあるが歩けてはいる。家の中なら杖を使わずに移動も可能。
外出は松葉杖のようなものを1本使っていて、移動速度はめちゃくちゃ遅い。横断歩道は信号が青になった瞬間から渡らないと、赤になるまでの間に渡りきれない。
しばらく座った状態から歩き出すときに、膝の動きがスムーズでなく痛い。しばらく動くと痛くなくなる。
術後リハビリを重ねることによって膝が曲がるようになるが、今の段階では深く足を曲げられないし、素早く足を曲げるのも難しい。床のものを拾うのは不可能ではないが、足への負担と時間がかかる。
朝はウォーミングアップ
同じ姿勢をとり続けた後に膝を動かすと、スムーズに動かないし痛い。
術後すぐから、朝は特に動きが鈍くなることを感じていたので、動きたい時間よりも30分早く起きてウォーミングアップをしている。
私は痛みにめちゃくちゃ弱いので、ジワジワ少しずつ動かして慣らすようにしている。
術後すぐの足のコンディションを信用するな
歩いていると足が浮腫む。浮腫みでうまく歩けなくなっていくことがあるので、最初は絶対無理をしない。
片足まがらないくらいなら、杖があれば歩けるかな?と思っていたが、あまりにも浮腫んでいると健康な方の足の動きでもフォローしきれなくなるので注意。
日常生活の注意点と制約
膝が曲がらないと難しい生活
膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術は、術後すぐは手術した膝が深く曲がらなくなる。
リハビリによってジワジワ改善するが、床から起き上がるのは膝に負荷を強くかけるため、MPFL再建術を受けた人には術後すぐに床生活は辛いはず…。今現在、床に寝て一人で起き上がるのは、バランスをうまく取れる自信がなく私にはできない。
椅子やベッドの高さ
術後リハビリによって90度くらい足が曲がるようになると、椅子に座ることが苦でなくなる。
だが、外出先でいつもと高さの違う椅子に座ると、膝が思いのほか深い角度に曲げる必要があり痛くなったりした。
足を伸ばせばいいのだが、狭い飲食店などで足を伸ばせないと辛いと思う!
外出時の注意点と制約
歩くのが亀より遅くなっているので、人と接触して事故を起こすことを避けたい…。
足が痛んでいて杖を頼りにして歩いている状態だと、人と接触して転びやすいのはもちろん、足が自由に動かないために受け身がまったく取れないから怖い!
術後の洋服
接触事故をさけるために、負傷していることがわかりやすい見た目にした方がよいと思う。自分よりほかの歩行者の方が小回りが利く状態なので、気づいたら避けてくれる。
スカートではなくゆるいパンツをはいているが、片足が包帯でくるまれているためにタイツなどをはけない都合で、防寒のためスカートではなくパンツを選択している。
こういう歩行者を避けたい
動きが予想しづらく、注意力や判断力のない人は避けたい。
キッズのタックルは発生しがちで通常時なら耐えられたが、足が悪いとヤバい感じする。
自分の間合いをはかりにくい、操縦系の人も避けたい。
急いでいる人が多いところに行かない
素早く動けないと、エスカレータや電車の乗り口でモタモタしてしまう。
モタモタしても、すぐ後ろの人は状態を理解して待ってくれると思うが、見えない距離の人が状況がわからず押す可能性もあるので、人の多い時間帯に駅などには行かない方が良いと思った。
事故が起こって自分が痛いだけならいいが(イヤだけど)、周りの人を巻き込むのが嫌すぎるのでなるべく気をつけたい…。
わりと人の少ない、道が広めのエリアに住んでいてよかったと今しみじみ思っている。
リハビリしているよ日記
理学療法士のスタッフに指導を受けて、膝の手術翌日(術後1日目)からリハビリをしている、という記憶メモ日記。
手術直後は足を動かすだけで激痛が走って、一人でベッドから降りられなかったが、スタッフ見守り下の歩行サークル使用から段階的にレベルアップを経て、杖ソロ使用まで至った。
一人でベッドから降りられるようになると、食事する以外はリハビリ室で指導を受けるか、医師の指示書を読んでソロでリハビリをしているのみで1日が終わる。ドラクエ11を遊ぶ時間が一切ない…。
理学療法士はスゴい
人間の体は動かさないと錆びるので、リハビリを積極的に進めないと元のように歩くことができないのだが、最初は術後の痛みで動かすのが怖い。
術後にさわっただけで激痛が走る状態の、固まった膝を曲げて歩けって鬼としか思えない。でもやらないと動かない!
痛み耐性ゼロのチキン患者なので、これくらいまではやれるよ!というガイドをリハビリ初期にリハビリマスターの理学療法士が指導してくれるのが、超助かっている。
ひとりで痛みの恐怖と戦うのは、素人には絶っ対難しい。
こんな痛いのに動かして大丈夫なん?と当事者が躊躇してしまう時こそ、理学療法士の出番。体の使い方のコツや、一段階下げた目標を患者に渡して恐怖心を取り除いでくれるのだ。
理学療法士の人ら、めちゃくちゃ励まし上手なんですわ。ダンゴムシくらいの歩みのスピードでも絶賛の姿勢。スポーツジムでも思ったけど、励まし上手って才能…。
まだまだ痛いものの、何度かチャレンジするうちにリハビリ中の痛みに慣れてくる。このくらいの痛みはある、と予測できていると敏感痛がりクイーンでもちょっとは耐えられる。
あとは日々努力
術後は、日々関節に適切な負荷をかけて可動域を広げていきつつ、ベストな状態を維持する必要がある。
膝をこまめに動かし続けると動きがスムーズになるが、1日寝ているなどで動かさないと即座に可動域が狭くなる。しばらくして安定するまでは、サボらずコツコツとリハビるのだ。
手術が成功したあとは患者自身のガッツ勝負で、他人のサポートだけではリハビリは完成しない。
去年からスポーツジム習慣をつけていたが、ガッツ勝負的な意味でいうと無意味ではなかったなと思う。
トレーニングをサボると平常時においても体がすぐ鈍ることを痛感しているので、コツコツやるしかないなーという気持ちです。自分の相撲を取るだけですな。
入院中だよ日記
膝の手術、内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を受けて入院している。頭がにぶりそうなので、普通の日記を書いておく。(※通信環境などなどは病院のルールに則って利用しています)
術後に家族が主治医から結果を聞くと「綺麗な軟骨で20代なみだよ」と言われたそうだ。
その他のコメントはなかったとのことで手術の結果はフンワリと謎だが、主治医は膝蓋骨が脱臼しやすい状態で軟骨が痛んでいくのを防止したかったらしい。たぶんいい結果だったという話なのではないだろうか。
手術もさることながら、リハビリと患者の努力が重要なのだ。
私の入院した病院では手術翌日からリハビリとして歩行器で歩く練習をするのだが、めちゃくちゃ痛くて、まったく膝を曲げられる気がしない。
痛み耐性ゼロのため悶絶しているが、筋肉が落ちていくのをひしひしと感じているのでやるしかない。手術とリハビリの経緯は、あとで別途記録を残しておこうと思う。
愛しのキーウィ氏が大阪の動物園に展示されていることを先日知った。リハビリを頑張って、ばりばり歩いてキーウィ氏をひとめ見たい。
病院のごはんは意外においしく、牛乳が出るとめちゃくちゃ嬉しい。自分がこんなに牛乳が好きだったなんて知らなかった。
手術した右膝と、点滴を左手首にしたことで動かすと流血する都合で、右手と左足しか全力で使えずめちゃくちゃ不便だ。
入院した病院は身の回りのケアを必要とする身動きをとることのできない患者が多く、看護師が倍いても足りないだろうなぁと思った。不自由になることで、こういう仕組みのモノがあったらいいのになぁと色々考えさせられる。
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不便ではあるものの、軟骨は20代なみだしリハビリ頑張っております。全快したら、前より強キャラになっているはず。キングスマンのガゼルみたいな感じで。
膝グラグラ 膝蓋骨亜脱臼の日記
さいきん膝の皿が外れそうと何度か書いていて、どういうことなんだってばよと疑問に思われる方も5万人に1人くらいいるかもしれないので、詳細を書き記しておく。(なおこのブログの読者はおそらく2人くらい)
症状に関する話を書くので、読んでいて「自分もこれに違いない!」と思う部分もあるかもしれないが、病の自己判断は無意味なので私個人の体験談を材料にせず気になる場合はレッツ病院!!!
じゃあなんで書いたんだよ、というと会うひとに毎回説明するのがめんどくさくなってきたのと、自分も同じ病気の人の体験談は気になって読んでしまうため。
経緯
近年右膝が痛くなったりグラグラした感じの違和感を感じていて、去年の春に整形外科に行ってレントゲンと触診をうけた。
診察の結果は「ちょっと関節の形は変ではあるが、異常はないので湿布を貼って様子見」だった。
そして時が経ち、やっぱ膝なんか変じゃない?という気がして同じ病院に行き、様子見を指示されるのを2回繰り返した。
だんだん違和感が大きくなってきて不安になったため、次に別の整形外科に行った。状況を説明して触診された瞬間、変な声が出た。
膝がもげちゃうよぉお!先生らめー!
痛い、とかではなくて膝が抜けてしまいそうで焦った。
レントゲンを撮られたのちに、MRIを受けた結果、『膝蓋骨亜脱臼』という診断をうける。
膝のお皿が不安定なために膝の軟骨が痛んできていて、軟骨は再生しない部位なのでこのまま悪くすると取り返しつかなくてナンタラなのでMPFL(内側膝蓋大腿靭帯)再建手術しようぜ!と言われて、現在に至る。
9月に手術らしいので、がんばる。
おわり
体を壊す度に同じことを言っているが、体は資本だし気をつけよう。体質とかどうしようもないが!
しかし、病院選びって相性があるし得意分野もひとによって違うので、なかなかに自分がどう通院したらいいかを判断するのがむずかしい…。疑問に感じるところがあったら、セカンドオピニオンを利用してみるのがいいんだろうなぁ。
どういう時に何科に通ったほうがいいのか、どういうタイミングで病院に行くべきか、どっかでちゃんと教わることができればよかったなぁと最近思っている。
今回の膝も、激痛ではないので気にしないほうがいいのかな?と悩んでしまっていた。
ちなみに今は、立ちっぱなしと上記のアクションによわい。スペランカーみある。
段差ジャンプなんてする機会ないしwwwと思っていたが、先日どうしても段差ジャンプしなければならないシーンがあり、スペランカーも大変だなと実感した。