MPFL再建術 退院2日目(術後10日目)の状態
膝蓋骨亜脱臼によって膝の不安定感があり、2017年に膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を受けた。
同じ手術を受ける、受けるよう勧められている人たちのために、私の退院後の状態を記録しておく。今後、入院中の話も覚えているうちに書いて行きたい。
人によって状態や痛みの程度は異なるので、あくまで一例としてお読みください。自分の状態については、インターネットの情報を信頼するのではなく気になることがあったら担当医に聞いてくださいまし。
もくじ
退院2日目(術後10日目)の状態
まだ抜糸はしておらず、傷の痛みはぼちぼちあるが歩けてはいる。家の中なら杖を使わずに移動も可能。
外出は松葉杖のようなものを1本使っていて、移動速度はめちゃくちゃ遅い。横断歩道は信号が青になった瞬間から渡らないと、赤になるまでの間に渡りきれない。
しばらく座った状態から歩き出すときに、膝の動きがスムーズでなく痛い。しばらく動くと痛くなくなる。
術後リハビリを重ねることによって膝が曲がるようになるが、今の段階では深く足を曲げられないし、素早く足を曲げるのも難しい。床のものを拾うのは不可能ではないが、足への負担と時間がかかる。
朝はウォーミングアップ
同じ姿勢をとり続けた後に膝を動かすと、スムーズに動かないし痛い。
術後すぐから、朝は特に動きが鈍くなることを感じていたので、動きたい時間よりも30分早く起きてウォーミングアップをしている。
私は痛みにめちゃくちゃ弱いので、ジワジワ少しずつ動かして慣らすようにしている。
術後すぐの足のコンディションを信用するな
歩いていると足が浮腫む。浮腫みでうまく歩けなくなっていくことがあるので、最初は絶対無理をしない。
片足まがらないくらいなら、杖があれば歩けるかな?と思っていたが、あまりにも浮腫んでいると健康な方の足の動きでもフォローしきれなくなるので注意。
日常生活の注意点と制約
膝が曲がらないと難しい生活
膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術は、術後すぐは手術した膝が深く曲がらなくなる。
リハビリによってジワジワ改善するが、床から起き上がるのは膝に負荷を強くかけるため、MPFL再建術を受けた人には術後すぐに床生活は辛いはず…。今現在、床に寝て一人で起き上がるのは、バランスをうまく取れる自信がなく私にはできない。
椅子やベッドの高さ
術後リハビリによって90度くらい足が曲がるようになると、椅子に座ることが苦でなくなる。
だが、外出先でいつもと高さの違う椅子に座ると、膝が思いのほか深い角度に曲げる必要があり痛くなったりした。
足を伸ばせばいいのだが、狭い飲食店などで足を伸ばせないと辛いと思う!
外出時の注意点と制約
歩くのが亀より遅くなっているので、人と接触して事故を起こすことを避けたい…。
足が痛んでいて杖を頼りにして歩いている状態だと、人と接触して転びやすいのはもちろん、足が自由に動かないために受け身がまったく取れないから怖い!
術後の洋服
接触事故をさけるために、負傷していることがわかりやすい見た目にした方がよいと思う。自分よりほかの歩行者の方が小回りが利く状態なので、気づいたら避けてくれる。
スカートではなくゆるいパンツをはいているが、片足が包帯でくるまれているためにタイツなどをはけない都合で、防寒のためスカートではなくパンツを選択している。
こういう歩行者を避けたい
動きが予想しづらく、注意力や判断力のない人は避けたい。
キッズのタックルは発生しがちで通常時なら耐えられたが、足が悪いとヤバい感じする。
自分の間合いをはかりにくい、操縦系の人も避けたい。
急いでいる人が多いところに行かない
素早く動けないと、エスカレータや電車の乗り口でモタモタしてしまう。
モタモタしても、すぐ後ろの人は状態を理解して待ってくれると思うが、見えない距離の人が状況がわからず押す可能性もあるので、人の多い時間帯に駅などには行かない方が良いと思った。
事故が起こって自分が痛いだけならいいが(イヤだけど)、周りの人を巻き込むのが嫌すぎるのでなるべく気をつけたい…。
わりと人の少ない、道が広めのエリアに住んでいてよかったと今しみじみ思っている。