MPFL再建術 入院ログ
膝蓋骨亜脱臼によって膝の不安定感があり、2017年に膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術を受けた。8日間の入院記録とリハビリの経過を簡単に書いておく。
リハビリの進行度が書いてあるが、人によって痛みの度合いや状態はさまざまなので、自分が同じような進行度でなくても気に病まず、主治医とリハビリ担当の理学療法士の指示を聞いてマイペースに取り組んで欲しい。
入院食の写真も掲載しているが、私は通常食でした。絶食中であるとか食事制限中でつらくなる人は見ない方がいいかもしれないです。
もくじ
入院の記録
手術当日
朝9時半に手術して、14時くらいには目がさめていた気がする。
朝食と昼食は抜き、夕食はベッドで食べた。
この日はベッド上安静で、尿管を入れてもらえず差し込み便器で用を足す。体格のいい人間はうまいこと用を足せず汚してしまうので、めちゃくちゃ辛い。
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コレ。正しい使い方があるのか…?と謎。
22時あたりから痛みが出てきて座薬を使用。
夜は脚もさることながら、背中と腰が痛くて苦しいが、寝返りを打てず、しんどくてあまり眠れなかった。背中と腰の痛みは、お尻付近に枕やふとんを入れて体の角度を数時間おきに変えるようにすると少し楽になった。
術後1日目
15時から初のリハビリだが、手術した脚の角度を変えるだけで激痛が走り、車椅子に乗るのもツラい!
リハビリではマッサージを中心としつつ、今後のリハビリの予習的に色々やる。
膝入れは55度。まったく曲がるという気がしない。
歩行サークルによる歩行訓練は、気絶するほど痛くて3分くらいしか歩けなかった。YABAI。
人に介助してもらっての車椅子の使用が許可される。自分の足とは思えない、動かなさかげんに衝撃を受ける。
朝食に牛乳が出て、好きなので喜ぶ。キャッキャ。
術後2日目
頭痛と気持ち悪さで朦朧とする。
前日のリハビリで理学療法士から教えてもらった、手術していないほうの足で動かない足を持ち上げて、ベッドから降りるテクニックを身につける。めっちゃ痛いけど、動けた方がなにかと便利。
午後のリハビリをまえに、超痛がリストなことを考慮して痛み止めの座薬を使用。
膝入れは70度。まったく曲がるという気がしない。
歩行サークルによる歩行訓練は8分でギブアップ。本当は10分を目標としているのでまだまだ。
スタッフ見守り下での歩行サークル使用を許可される。めちゃくちゃ忙しいスタッフを呼んでトイレに行くのを手伝ってもらうことがものすごい気持ちの負担だったので、痛がリストにしては頑張った。
リハビリ終了後、冷や汗レベルに痛くて悶絶する。記憶によるとこの日が痛さのピーク。
昼ごはんに胡麻豆腐が出たと思ったら、デザートの杏仁豆腐的な存在で騙された。紛らわしい顔をして絶対に許さない。
術後3日目
頭痛と気持ち悪さで朦朧とする。
そろそろベッドから降りたいという気持ちが高まったのもあり、やや痛くてもベッドサイドに腰掛ける時間を作って、膝を曲げる訓練を心がける。
最短で術後4日で退院許可なんだけど、どうする?と看護師に聞かれ、澄んだ目で無理ですと答える。リハビリを診てくれている理学療法士としても、階段上り下りのレッスンを終えてからの方がよいとコメント。
午前のリハビリで膝入れは95度。
歩行サークルの使用が安定してきたため、一人で使用することが許可される。
午後から主治医の指導に基づいた、自主リハビリ開始。私の主治医は自主的なリハビリをものすごく推しているのだ…。
昼食にチキンローフが出る。意外と手の凝ったものが出現する気がする。
術後4日目
午前のリハビリで膝入れは105度。
ロフストランドクラッチ(片手杖)を使用してソロ活動が許可される。
午後はまりまり自主リハビリを行う。
自分で動けるようになってきたので、洗面台で髪の毛を洗う。
日曜日は作る数が少なくてよい都合で、手の凝んだ料理としてオムライスが出現することがあるらしい。へ〜!
術後5日目
朝起きて歩いたら、だいぶ痛い。もう無理!と思った。
動かない時間が長いと、動いた時に痛さが増す法則があるので、死なない程度に自主リハビリを行う。
午前のリハビリで膝入れは112度。
痛みとむくみで思うようにはいかないが、自分の意思で足を動かせるようになってきた感覚がある。
歩いたりベッドに腰掛ける時間が長くなったためか、この日に脚のむくみのピークを迎える。
昼ごはんの回鍋肉その他が神がかったおいしさ!
術後6日目
痛みはだいぶ落ち着いて、医師の回診でシャワーが許可される。
午前のリハビリで膝入れは117度。
杖を使用して、病院敷地外を歩く訓練を行う。
杖なしの歩行訓練を開始。子鹿なみの足の不安定さを感じる。
杖を使用して階段の上り下り訓練を開始。階段はあんがいスムーズにいけた。
※はじめて挑戦する系のリハビリは、すべて理学療法士の見守りのもとで行なっている。
チョコレートスプレットに全てのコストを割り振ってしまったのか、目玉焼きの塩気のなさがキラリと光る朝食。
術後7日目(退院)
朝いちでリハビリ。膝入れは118度くらい。
退院! タクシー+公共交通機関を使用して、座りだったが膝の角度や振動で地味に痛かった…。
昼はスープストックトーキョーでカレーを食べた。入院食は私はまずくはなかったが、シナモンやカルダモン、ターメリックなどのスパイスが出てこなかったのでスパイスっておいしいな〜!!!としみじみ感じた。
退院したが、まだまだ安定して歩けてはいない。俺たちの戦いとリハビリはこれからだ!
まとめ
入院中は足のむくみと、足曲げの痛みとの戦いだった。
朝が特に激痛なので、動き出したい時間の30分前からウォーミングアップをするようにしたりしていた。
痛いと、はたして安静にせずに動いていいか不安になる。入院中は理学療法士がリハビリをみてどう動いたらいいか適切なアドバイスをくれるので、助言を信じて頑張ったら公共交通機関でも帰宅できるレベルに動けた。
最初は脚の痛みと動かなさでどうなることやらと思ったが、明けない夜はなかった。
退院の記録はまたのちほど。