横浜 シルク博物館周辺をお散歩日記
天気がいい日に横浜みなとみらい線『日本大通り駅』から『山下公園』までたまに散歩する。 特殊なイベントを開催しているシーズンでない限りは道が広くて平坦で歩きやすく、眺めも悪くないグッドスポットだと思う。
海沿いエリアにある『シルク博物館』と掲げられたビルを長らくスルーしていたが、2018年は行ったことのないエリアに積極的に殴り込もうと今更ながら付近を探検してきた。
もくじ
シルク博物館とはなんだ
象の鼻パークの近所にある『シルク博物館』。長年スルーしていたが、近年になって横浜の観光地である『野毛動物園』と『三渓園』を訪れたことをきっかけに、シルク博物館に関心を寄せていった。
野毛動物園はかつて横浜で生糸を扱った豪商の茂木惣兵衛氏の別荘地だった。
野毛動物園のレッサーパンダは、なぜか溝に沿ってエンドレスで往復していた。
三渓園は絹貿易でサクセスした実業家の原富太郎氏の庭園。
野毛動物園と三渓園の共通項は絹ビジネス。横浜で超ビッグビジネスだった絹、『シルクセンター』という名前のビルもそりゃ建つ。
シルク博物館へGO
写真をバシバシ貼っていくだけで、特に細かい解説や感想は書かない。
蚕マニアのために生態や歴史を丁寧に説明してくれている。
体験型展示やクイズも充実。
どれが絹かな?と問われてさわってみるものの、答えが見当たらず真相は謎のまま…。
さまざまな品種の繭の展示も。品種によって、繭の色が異なる。
各時代の生糸巻き巻きマシンが面白い。手回しの時代から機械化によってだいぶ人件費を削減できたとのこと。
蚕の生態をじっくり解説してくれる動画資料も充実。動画マシンのみ撮影禁止だったので、蚕マンションを貼っておく。
今は蚕に人工飼料『シルクメイト』というものを与えるのがメジャーっぽい。新鮮な桑の葉をストックするのはコストがかかるので、なるほどですな。
絹への染色素材や技法も紹介。
さまざまな技術情報が紹介される中で、火星で蚕を飼育すると食べられるし栄養もあるのでパーフェクト!的な紹介がされていた。それは蚕じゃなくてもいいのではないか。
2Fでは絹を使用した各国の衣類と、日本の衣類のデザインの遷移をみることができる。
2Fにのぼる手前で、シルク博物館に見学に来たキッズたちの作品展示が。
豪快。だが蚕の寿命は短い。
礼儀正しいキッズ。
どの作品も素晴らしかったので、作品展示ルームはスルーせずにぜひ見てほしい。
アメリカングラフィティ
昨日『キングスマン ゴールデンサークル』をみたので、シルク博物館近辺に点在するアメリカンなデザインを見るたびにドキドキした。
ここはポピーランドなのか。
シルク博物館が入った『シルクセンター』ビルの近くに『英一番館』という建物があって、こちらも初めて入ってみた。
あいにく飲食店はお正月休み中だったが、謎のアメリカンな雑貨屋が。
『キングスマン ゴールデンサークル』の登場人物が着ていそうなステキ服。
レトロなレストラン
お昼にシルク博物館隣の『パスポートセンター』にある洋食店『カフェドラペ』に入った。
日替わりランチのカニクリームコロッケ。注文後即座に出てきたので動揺したが、おいしい。
繁盛していたので撮影は控えたが、店内が雰囲気あってよかった。窓からの眺めもよい。(ちなみにガラスの部屋は禁煙コーナー)
飲食店だけど、パスポートセンター施設ならではで証明写真ビジネスもやっている。一瞬混乱した。
次はパフェを食べてみたい。
かながわ屋
シルク博物館の入った『シルクセンター』に『かながわ屋』という神奈川県の名産品ショップもあった。密かに見切り品がお求めやすくなっていてよき。
神奈川県 秦野名物の落花生が入った芋羊羹。なめらかでおいしい。
おわり
シルクセンター付近に踏み込んでみたが、想像していたより10倍くらい楽しかった!
シルク博物館は超広いわけではないが、内容は充実していて見応えはある。
絹に関心が高くない大人でも、社会科見学好きならば楽しめる気がいたします。