イデオロギーと料理と風のクリスタルの日記
疲れで風のクリスタルみたいな絵を描いてしまったが、私の記憶の中のオクラです。
料理は自由かつてきとうでいいよね、と下記の記事を読んでなるほど感ありつつ、モヤモヤもあり…という話です。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/23/yoshiharu-doi-ichijyu-issai-2_n_15561352.html
家事に限らず、あらゆるものに対してイデオロギーを持たずにおられるものであろうか?という疑問があります。
日々取り組んでいると、こうでなければ!というこだわりポイントや美学が生まれるものな気がしています。野菜の洗い方、切り方、だしの取り方とか。
きのこを洗うかどうかとか、かぼちゃの面取りをしないと死ぬか否かとか、魚をさばけないと料理できるとみなさないとか。人によってさまざまなるハードルがある気がする。
****はこうあるべき、というこだわりや美学を持たずに生きることはできるのであろうか。
年齢を重ねるごとに、ものごとへの固定観念が強くなって素直さが失われているような気がしていて、その固定観念を無意識に人に強要してしまう。
自分の生き方を正当化したいがために、他人のやり方や価値観を否定してしまったり。
がんばっていることを否定されたように感じると人は反感を持つので、「ごはん適当でいいじゃん」という言葉も、人によってはイラァとします。
誰かを楽にしようとして、他の誰かが殴りかかってくる地獄になる可能性もあり人生は難しい。
土井氏は悪くないけどみんなが満足する価値観を提供するのは難しく、だから世の中から戦争はなくならないんだよー!キバヤシも地球滅亡を危惧するよそりゃ。
ジャークチキンと原価計算と栄養の日記
最近ジャークチキン作りをマイブームにしていたのですが、本日はオールスパイスを導入して完全体を作りました。
筋トレのために、原価計算とカロリーなどの計算したよ日記です。
おかず原価計算
1食は二人分計算。
1日は2食分くらいまとめた単位。
ジャークチキン 4日(1日287円 520kcal)
- 鳥もも肉1.1kg 1,148円
サラダ 5日 (1日221円)
- キャベツ 298円
- かぼちゃ1/2 74円
- パプリカ*2 496円
- ラディッシュ 138円
- スナップえんどう 100円
牛すじ煮込み 4日(1日624円 80kcal〜200kcal)
- 牛すじ800g 2,300円
- こんにゃく 105円
- 豆腐 98円
牛すじスープ 3日(1食78円)
- セロリ 100円
- にんじん 65円
- たまねぎ 50円
- ブーケガルニ 20円
ビーツのスープ 6食(1食216円)
- ビーツ 700円
- じゃがいも 60円
- 玉ねぎ 100円
- トマト缶 99円
- 生クリーム 338円
春菊のおひたし 5日(1日96円)
- 春菊*3 300円
- ツナ缶 180円
しいたけネギ塩炒め 6食(1食84円)
- しいたけ*3 445円
- ねぎ 64円
メニュー例
うちは平日はわりと毎日同じものを食べるシステムになっています。微妙に組み合わせや副菜が変わるくらいの変化しかしない。
朝(2人分)
- ビーツのスープ
- サラダ
昼(1人分)
- 牛すじ煮込み
- 春菊のおひたし
- しいたけネギ塩炒め
- ミニトマト
- 白米
夜(2人分)
- サラダ
- ジャークチキン
- 牛すじスープ
- 牛すじ煮込み
1日 1,606円
さまざま考察
栄養
私の身長だと現状維持に1日1900kcalは必要なのですが、この献立だとそんなに食べていない気がする…。炊くのがめんどくさくて昼しか米を食べていないためです。白米は1膳で269kcalらしいので、エネルギーとしてはやっぱり優秀なんですなー。
筋トレのために動物性タンパク質を多めに摂取したい欲があるのですが、鶏胸肉で摂取したとして1日にひとりで2.5枚くらい食べることになるらしく、そんなに食べられる自信がない…。
そりゃみんなプロテイン飲むよね…と思った。
ちゃんと栄養とって体を鍛えるって大変なんですなー。
原価
好きな野菜を食べているのでわりと原価高めですが、もやしと小松菜をひたすら食べればもっと安くなると思います。そのうちコストを追い求めた料理もしてみたい。
サラダの話
さいきん温野菜をモサモサよく食べているのですが、ドレッシングを自分で作るとおいしい。塩とオリーブオイル、ビネガーだけでもいいし、練りゴマとか使ったり、油の種類を変えたりけっこうおもしろいなーと。
具もナッツとかオリーブとか、冷蔵庫にあるものを組み合わせるだけでお腹にたまる主菜になるので楽だし、サラダ見直し期がやってきています。一定周期で「初心に戻ったら意外とこの料理もいい」みたいな気持ちになりがち。
プロの味を決める ソース・たれ・ドレッシング・合わせ調味料 ?和・洋・中・韓・ベトナム・タイの、簡単で”使える”ソース201+活用料理201品?
- 作者: 柴田書店
- 出版社/メーカー: 柴田書店
- 発売日: 2015/08/31
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
この本がドレッシングのヒントになってよかったです。
スパイスとか調味料とか、食材の組み合わせや相性や調理法がまだまだ知らないことたくさんあるなーとしみじみです。だからこそおもしろいですが。
全然どうでもいいのですが、スープのタネを冷凍する時に平ったくないと解凍に時間かかるけど、どうしたらいいのー!と思ってたんですが、よく考えたらパッドに入れて冷凍庫に入れればよかった。なぜいままで気がつかなかった…。
金沢モグモグおみやげ日記
三連休に金沢に行ってきました。知性の高い旅行記を書くことはできないものの、おいしいものを食べた話だけは刻み付けておきたい。
あんぱんのようなまんじゅうのようなzawapan
駅に売っていた。
ピクルスと野菜ディップ
街を散策していたら見つけた保存食料品店が過剰におしゃれかつ面白くて、色々買ってしまった。ピクルスと胡麻と麹のディップおいしかった。自分でディップ作る時にマネしてみよう…。
ネットショップもやっているようですぞ。
甘納豆
甘納豆専門店でイートインコーナーを不定期にやっていて、行った日にたまたま空いていてクリームぜんざいを食べた。違法ななにかが入っていることを疑うレベルにおいしかった。
甘納豆は250~500円で少量買えるので、受け取る方も食べ切れないということが起こりにくそうでお土産にしやすいのいいですね。
近年の甘納豆はしっとりしている種族が存在することを知らなかった…。
ケーキ
しいのき迎賓館1Fのカジュアルフレンチのデザート。
有名パティシエ辻口氏は石川県出身らしく、県立美術館に氏が監修する金沢食材推しスイーツが並んだカフェがあるのですが死ぬほど混んでいて入れなかった…のですが、ここのケーキが超おいしかったのでこの旅に悔いなし…。
ふ
おでんの具にふがあって珍しく感じてモグモグ。ふは好きなので近所のコンビニのおでんにも導入してくれないかなー。
ラーメン
野菜が油通ししてあるためか、シャキシャキ感と甘みがあっておいしかった。
金箔ソフト
なんで買ったのか。
貧困と学ぶことのモヤモヤ日記
三連休に金沢に来ました。移動中にインドのカースト制度に関する本を読んで、日本でも貧困による教育の格差が近年問題視されていますが、みんなが学べる環境があればいいのになぁという愚痴です。
インドのカースト制度における不可触民に関する本を読んだのですが、その中で多くの不可触民の家庭は貧しいので子供全員に学ばせることは難しく、将来稼ぎ頭になってしまうために一人に比重を置いて学ばせるという話がありました。
- 作者: 山際素男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
別の話で、難関国立大学で学んだ女性が専業主婦になったエピソードがインターネットで議論を呼んでいたのを思い出したりしてなかなか考えさせられました。
学ぶことと経済の話は考える切り口が多くて、モヤモヤしがちです。
インドの話でいうと識字率を高めた方が貧困に立ち向かう術を手に入れるチャンスが増えるが、実際には食うにも困っていて字を覚えさせることすら難しいし、きょうだいの教育は平等にはできない。
専業主婦になった女性の話でいうと、国立大学で学ぶコスト(税金を使った教育)をかけながら学ぶ事をやめるって、他の学びたかった人にチャンスを譲れよみたいな話があったり。
学んだことを世の中の役に立てたり、富を増やすことに貢献するかはギャンブルではないかと思います。
でも、不可触民でも次男でも女性でも、実は天才で世の中の問題を解決する発明をしたり、人の心を癒すようななにかを成し遂げるかもしれないので、誰もが学べる環境があったほうが人間全体が進化できるチャンスを得るはずです。
高度な学問まで至らなくても、身の回りの人を助けるような知識を身につけることって世の中のためになりますし。おすすめの日本文学を知っているとか、縄文土器めっちゃ詳しくて子供に案内できるとか。
なにより、何かを知って新しいことができるようになるのは楽しいことなので、誰もが学べる世界であってほしいなぁとしみじみしました…。人間が滅びるまでにそういった世界ができるれば少しは世の中はマシにならないかな…。
インターネットと学び
昔はインターネットがあれば貧しい環境の人も知識を吸収することができると信じていて、そういった未来にわくわくしていました。でも図書館使い放題でもべつにみんなが読むわけではないですし、インターネットも同じですね。地理的条件は乗り越えられる可能性はありますが。
こんなに情報がたくさんあっても人間は見たい情報しか見ないし、知識は偏っていくいっぽうなのでインターネットはそこまでみんなを賢くしなかったかもしれないです。
でも、学び方を知らないだけでポテンシャルがある人はたくさんいて、全ての知識が無駄なわけではないと信じたい…。
スポーツジムと意思の強さとデブの日記
まだスポーツジムに通っています。根性のなさとメンタルの弱さは桃レベルを自負していますが、意外と続いている。スタンディングオベーションして頂いてもいいくらいの快挙といえます。
猫背がちょい改善された気がするのと、4階くらいまでは階段で登るのがつらくなくなったのと、ウエストのくびれ度合いとしては生きてきた中で一番いい感じになってきた気がしています。やった〜。
ファースト離婚で食事できなくなって短期間で12kg痩せた時が自分の最低体重だったのですが、急激に痩せて体力なくなって長いこと具合悪かったので極端な食事制限ダメ絶対、と痛感しました。
痩せ時代に悟ったこととして、女性は痩せたからといってイコール美しい訳ではないな、と…。心技体というか、健康な体と心といい感じの体力が大事。(あと、そもそも自分は一般ピーポーな顔なため、痩せても太っても一般ピーポーだったという残酷な真実が明らかになった)
運動して体力がつく上に体型がひきしまるのって、一挙両得感あってすごい。なぜ今まで気がつかなかったのか。
デブの話
食べる量を減らせば痩せるのになぜデブは摂取カロリー量を減らさないのか、という正論は現実問題として難しいなぁと考えています。
近年の研究によって、飲食などの快感を得られる行為で、人より快楽を得る量が少ないがために大量に摂取する必要がある体質の持ち主がいるという話を『快感回路』で読んで納得感あるなと思いました。
快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (河出文庫)
- 作者: デイヴィッド・J・リンデン,岩坂彰
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/08/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
意思が強ければ肥満にならないかというと、そんな事ないような気はしていた。意思が強ければアルコール依存症や薬物依存性にならないかというと、必ずしもそうではないので。
心の強さと体質の話
運動やデブの話から逸れるのですが、子供の頃から絵を描いたりなにかを作ることに夢中になると、そのことばかり取り組み続けて他のことに一切関心がなくなる癖が自分にはあります。
大人になってそういう何かに夢中になる性質がマッチする職についたためにそこまで困っていませんが、そうでなかったら社会人としてやっていけていたか自信ない。
夢中になる性質は人に羨ましがられることもありますが、夢中になりすぎてその行為ができなくなった時に怒ったり、寝食を忘れて生活できなくなるヤバさもあるので一長一短ではないかと思います。
気をつけようと思っていてもいつのまにか夢中になっているので、意思の力でどうにかできる気がしないために依存症の人もこんな感じかなぁと想像しています。
食べても太らないとか、運動しても筋肉がつきにくいとか、人と喋るのが得意とか、お酒がたくさん飲めるとか、体質の差はおもしろいけどコワイ。
Webメディアびっくりセール行ってきた日記
WebメディアびっくりセールというデイリーポータルZを中心としたWebメディアが同人誌即売会みたいなイベントを開催したため遊びに行ってきました。
ネットで無料で読めるコンテンツを発信する人々の、同人誌をわざわざ求めに行くという珍イベントでしたが盛況でした。
イベントでは何冊か薄い本をゲットしてホクホク。モザイクがかかっているのは卑猥なわけではないです。
おもしろコンテンツを愛している人々がまとめた薄い本は、こういうテーマで一冊にまとめたらおもしろいよな〜ってこだわりが感じられてよいです。
本は物理的に終わりのあるコンテンツなので、Webとは違ったまとめかたになって普段読んでいる形とは別のおもしろさがあります。
思えばWebメディアってもともと同人的というか、エンターテイナーかつネット好きの民がおもしろいことしてやろうぜ!ってノリで盛り上げてきた感がある気がするので同人誌即売会的なイベントってしっくり来るなぁと思ったり。
最近は著名なライターがWebでコンテンツを連載することもぜんぜん珍しくなくなって、洗練された雑誌的なメディアも増えてきました。
Webが一部の人だけのメディアだった時代はわりと昔に終わったなと感じています。
テレビとかと同じで、特別に環境を用意しないでも意識せずにふれるものになったというか。
Webが一般的になって個人ホームページや個人ブログが廃れたりしましたが、見る人を面白がらせてやりたい!という突然発生系の作るの好きな人々は完全には絶滅しないと思っています。
洗練されたメディアが悪だとは思っていないですが、セオリーに縛られずにおもしろいことやってやろうぜ!という野生のWebコンテンツ作り人を応援したいし、自分もおもしろいことしたいな〜と思いを新たにする良いイベントでした。
この編みワッペンのマーク、知ってる?
サイコパスとKYの日記
幼い頃から気が利かなくて、目の前の人がこういう事言うと喜ぶだろうなーという察することができず35年わりと悩み続けています。
サイコパスと呼ばれる性質を持つ人々は他者への共感の薄さによってむちゃくちゃな事ができるという話を読んで、これは自分みたいな人間のことか?と気になってサイコパスや自己愛に関する本を読みました。
サイコパスと呼ばれる人は他者への共感は低いものの、「目の前の人に対してこう言うと利用できる」と他人をコントロールするのがうまい傾向がある、みたいな話を読むうちに、そんなことできたら私こんなに悩んでないな…という結論に至りました。
他人の気持ちの推察が弱いのは私の長年の悩みで、そのため日々「こういう状況の人はこういう気持ちか…?」などと考えているものの、私の考えるこの人たちの気持ち!にしかならない。
他人の表情を読んで、適切なタイミングで共感し、適切なタイミングで質問し、いい流れを作る事ができるひとってすごい。どんな形で世界を見ているのか知りたいです。
言わないでもわかるでしょ?というスタイルの高度なコミュニケーションは生きている中でわりと困っていて、和を乱すことを避けるためにほとんどの人は他者の誤りや不適切な部分を指摘しません。なので、こいつ場の空気読めてないな〜という時に、コミュニティの性質によってはフンワリ距離を取られるんですよね。
社会性ないのやばいなと自分で思っていましたが、社会人になってから関わった同僚や上司はわりと不適切な部分を指摘してくれたので、ありがたかったです。そこまで面倒見てもメリットないはずなのに、ちゃんと教えてくれたのどんだけいい人たちだ。全部直せなくても、教えてもらえたら少しは気をつける努力はできなくもないので。
社会性がないからといって、身の回りの人を困らせたいわけではないのです…。
面倒見のいい人々に恵まれなかったら、場の空気を乱して人から煙たがられて、理由がよくわからずに世の中の人は自分のことを嫌いだし、自分もみんなのことを嫌い!憎い!みたいな気持ちで生きていくことになったかもしれない。
多様な価値観とフレンズの話
サイコパスと微妙に違う話になるのですが、自己愛に関する本に「現代の人は、他人を批判したいけれど批判はされたくないのでネットで匿名」という分析が書いてあって、それこそサイコパスみたいな人から身を守るために匿名であることが前提だとは思いますが、少しは批判を避ける部分もあるかもなと納得。
他人を批判したがるとは書いたものの、ある程度の知性と常識を持った人ならばトラブルを避けるために極端な主義主張は避けて、かわいいアニマルかおいしいご飯の写真しかネットで投稿しない気がします。わざわざ自分の考えを書く人間は少数派でめんどくさいやつではないかなと。
ただ、そもそもなぜ他人を批判しなければいけないのか?と考えている時に、下記の主張を読んでなかなか興味深かったです。
【ゆとり世代】現代の若者はなぜ孤立を好むのか。価値観とモノがあふれる世界がもたらしたもの | COCORO NEXT
多様な生き方が存在すると、他者の思想に触れた時に自分の生き方を否定されているかもと感じることがあります。毎日働くのなんて愚の骨頂、人にお金を借りて遊んで暮らしたいという姿勢の人に対して、私ならめちゃくちゃムカつきます。別に私に対して言っていないとわかっていても、仕事好きな生き方を否定された気持ちになるのかもしれないなぁと。
多様な生き方を認めたいと思いつつ、ニュートラルに考えることは難しいです。狭い視点でしかものを見ることができない所に、自分の想像力や賢さの限界を感じます。むずかしーわねー!